スイス撮影日記
アンリの故郷は、南スイスの田舎町ローザンヌ。
レマン湖のほとりにある小さな町です。
若かりし頃、プロサッカー選手として活躍していたアンリは
ここローザンヌのチームに所属していました。カタログのロケ地に選んだ場所は、 ここローザンヌからさらに西へいったところにあるヴァロルブという スイスの最西端、 鉄道の終着駅でした。 ここはアンリのお父さんが駅長さんとして働いていた土地。
本当にもうフランスとの境目にありました。
右に行ったらフランス、左ならヴァロルブ。
島国日本に暮らす僕らにはとても新鮮な表示でした。
谷にかかる古い石造りの橋からヴァロルブの景色。
豊かな自然と、新鮮な空気と、源流と、動物たちと。のんびりした山間の町です。

山からの水が豊富なことから、ここは古くから、製鉄で栄えた町。
いたるところに水車があり、水車があるところには必ずといっていいほど 鉄工場がありました。
撮影場所を探す合間にも、アンリはこうしてみんなの気持ちをなごませます。
役者です。
左の写真は、ホースから出る水です。念のため。。。

これが、ヴァロルブの駅。この駅の中に宿舎があり、アンリも住んでいた時期があったそうです。
古い木造の宿舎。
ノスタルジックです。
あまりの懐かしさに、アンリは涙を流しておりました。
撮影を終えてローザンヌに戻った僕たちを迎えてくれたのは、この町に住むアンリのお姉さんのモニーク。
スイスの伝統的な家庭料理チーズフォンデュを振舞ってくれました。
一口、くちに入れてびっくり。下味にお酒が大量に使われているのが、本場の味だったようです。
むせかえりながら、お水を要求するが、
おなかのなかでチーズが固まって体によくないと、
さらにお酒を勧められてしまったのでした。
キルシュ(KIRSCH)というチェリーからつくられる強いお酒です。
お酒好きの方はぜひ。
モニークの家にさりげなく飾られていたのは、その昔、アンリが革を手がけ始めたころ、
モニークにプレゼントしたバッグ。
もう30年以上前のことなのに、
こうして大事に使われている。
絆ですね。
ローザンヌの街角にあったゴミ箱。
完璧なまでの分類。
スイスの町が、水が、自然がきれいなわけです。








